こんにちは。AiCas(アイキャス)です。
文系卒でSIerに入社し、現在も現役エンジニアとして開発に携わっています。

上司から資格を取れ!って言われたけど、
現場で資格の話なんて全く出ないし、仕事ができてれば良くないですか?

半分正解。でもその考えのままだと、
君は一生『都合のいい作業員』で終わるよ。
SIerでは仕事ができるかとは別の評価軸が存在するだ。
SIerにいると、こんな疑問を一度は持つはずです。
- 実務では資格の話が出てこない
- できる先輩ほど資格を持っていない気がする
- 勉強する時間があるなら仕事した方がよくないか
結論から言います。
SIerに資格は「絶対に必要」です。
ただし理由は、「スキルアップのため」ではありません。
資格は、若手エンジニアにとっての
「信用を一気に引き上げるブースター」だからです。
僕が取得した8つの資格と、それによって僕の能力や周囲の扱いがどう変わったかという「生々しい効果」を公開します。
- SIerに資格が必要と言われる本当の理由
- 「業務」と「資格」、どちらを優先すべきか
- 資格を取ったその後、実際に何が変わったのか

これから資格を取ろうとしている人は、
最後の「資格取得の効果」だけでも見ていってね^^
SIerに資格が必要と言われる本当の理由

- QSIerに資格は必要ですか?
- A
必要です!
以上!終わり・・・では納得しないですよね。
なので、本人目線と第三者(会社や上司、顧客)目線で理由を解説していきます。
本人目線

業務では資格の話なんて出てこないよ!
仕事さえできれば給料がもらえるし、いらないんじゃないかな?

資格で勉強したことが仕事に役立ったよ!
今ままで苦痛だった会議が、議論に参加できるくらい成長できたよ!

資格が無くても昇格できたよ!
売上に貢献すれば資格なんて必要ないよね!
正直、どれも正解です。
資格を持っていなくても、
- コードが書ける
- 顧客対応ができる
- トラブルを解決できる
こんな人は評価されます。
ただし、ここで一つだけ見落とされがちな事実があります。
第三者目線(会社や上司、顧客)

資格を取れる人は粘り強さがあって、最後までやり抜く力があるんだよ。
実務もできて資格の裏付けがあれば最強だよね!

昇格や昇給、賞与を客観的に判断したい…
少なくともプライベート時間を使って資格取得してるなら評価されるべきだよな。

何十万、何百万という単価を払う相手が「素人」では困る。
「資格持ち」という肩書きは、プロジェクトのリスクヘッジ。
技術力の証明ではありません。
全てに共通することは、信頼できる人かどうかの証明です。
資格不要派は「実務ができればいい」と言いますが、
「実務ができること」を客観的に証明するのは意外と難しいものです。
資格があれば、実績が少ない若手でも「この人は最低限のラインを超えている」というパスポートを手に入れた状態でスタートラインに立てます。
「業務」と「資格」、どちらを優先すべきか

結論、どちらも!
SIerには以下の仕事があります。
- 要件定義
- 設計
- 開発
- テスト
- 運用・保守
- プロジェクト管理
- インフラ構築(サーバ、ミドルウェア、NW)
システムは上流〜下流まで全て連動しています。
特定分野しか知らない「偏食エンジニア」は、
苦手分野では押し黙ってしまい、会議で発言権すら奪われます。
それを補うのが資格です。
資格で全体像を把握し、実務でそれを生きた経験として深める
役割が異なるので、どちらも優先するという回答になります。

ただし、絶対にどちらかを選べと言われたら「業務」です。
資格取得にはお金と時間がかかり、不合格になるリスクもあるからです。
資格を取ったその後、実際に何が変わったのか

ここからは、僕が実際に辿ったステップです。
取った者しか分からない「リアルな効能」を年次ごとに語ります。
まずは、取得した資格と経験年数は以下です。
| 取得年数 | 資格名 | 種別 |
| 1年目 | ITパスポート | 国家資格 |
| 1年目 | Java Silver | ベンダー資格 |
| 1年目 | Oracle Bronze DBA | ベンダー資格 |
| 1年目 | 基本情報技術者試験 | 国家資格 |
| 2年目 | Oracle Silver DBA | ベンダー資格 |
| 5年目 | 応用情報技術者試験 | 国家資格 |
| 6年目 | 情報処理安全確保支援士 | 国家資格 |
| 6年目 | LinuC101 | ベンダー資格 |
| 6年目 | LinuC102 | ベンダー資格 |
Oracle Broze DBAとLunuCは、技術書とほぼ同等です。
正直取る意味が無い(ステータスにならず、周りの評価もイマイチ)と思っています。
ただ、土台作りには非常に有効です。
1年目:資格で「新人」から抜け出せた
- ITパスポート(4月)
- Java Silver(7月)
- Oracle Bronze DBA(8月)
- 基本情報技術者試験(1月)
①ITパスポート
IT業界の「共通言語」を習得
- 会議で出てくる単語がほぼ呪文
- IT業界に対する苦手意識が強かった
- 「文系だし仕方ない」とどこかで逃げていた
- 会話の単語が「聞いたことある」に変わった
- ITへの恐怖心が一気に薄れた
- 周りから「最低限のやる気はある新人」という扱い
今だから言えること!
- 技術力はほぼ変わらない
- これが取れないと努力不足かIT適正なし
- 短期間(最短7日)で取得可能
※平均は1ヶ月
②Java Silver
プログラミングの「不安」が消える
- ソースコードを見るだけで拒否反応
- 「プログラムは理系のもの」という思い込み
- インターフェース?継承?なにそれ
- 基礎が固まり、コードを読むスピードが向上
- 周りの反応は薄く「資格よりコード書け」という空気
- インターフェースや継承の使い方は理解した
今だから言えること!
- 資格問題は実務より難しい
- 文系初学者にとっては超自信がつく
- 周りに言うのは実務で結果が出てからの方が良かった
④基本情報技術者試験
若手にとっての「最強の武器」
- 業務用語は分かるが、全体像が見えていない
- テスト・NW・設計の話が点でしか理解できない
- プログラミング意味がわからない
- 点だった知識が「線」でつながる
→単体試験の話が出たら、スタブやドライバを作らないとな。と頭に浮かぶ - 周りの評価が一気に上がる
→「文系なのにすごい」「1年目で?」と言われる - 仕事を任されやすくなる(同期より3ヶ月早く実務に入った)
今だから言えること!
- SIer若手にとってコスパ最強の資格
- 「1年目で取った」という事実は、文系出身というハンデを一瞬で「強み」に変えた
- 3年目以降は専門性を高めた方が無難
2年目
- Oracle Silver DBA(7月)
①Oracle Silver DBA
DB操作の「プロ」への入り口
- DBは設定してあるものを使うという認識
- 管理や設計の視点がなかった
- DBの基礎は知っていたが実務には使えていなかった
- SQLに圧倒的な自信がついた
→150ステップのSQLを書けるようになる - 実際に容量不足の問題を解決できた
- 実務でSQLを高速でかけたほうが褒められる
今だから言えること!
- ベンダー資格は実務で使って初めて意味が出る
- 目的が明確なら最強の武器
- 業務後に1ヶ月の勉強で取得可能
3・4年目
業務が多忙(月100時間の残業)になり、資格取得の余裕が無くなる
こういう時期が、資格と業務どちらを選ぶかで「業務」に集中します。
※「応用情報技術者試験」は基本情報合格後から挑戦してましたが全て不合格でした。
5年目
- 応用情報技術者試験(4月)
①応用情報技術者試験
中堅としての「信頼の証」
- 業務はできている自覚があった
- 仕事ができれば資格はいらない派になっていた
- 6回連続不合格でほぼ諦め
- 設計書や試験仕様書の質が劇的に変わった(思考がより論理的になった)
- 周りから「一人前のエンジニア」という扱い
- 昇格・リーダー候補の基準に乗った
今だから言えること!
- ステータスの資格で技術的な飛躍はほぼなし
- 周りの反応が一気に変わった
→仕事だけで昇格した人扱いから、実務と資格の実力を備えた人として、自然と尊敬される立場に変わった - 仕事さえできればいいと強がっていたけど、本当は喉から手が出るほど欲しかった
6年目
- 情報処理安全確保支援士(4月)
- LinuC101(7月)
- LinuC102(9月)
①情報処理安全確保支援士
専門家という「高単価バッジ」
- セキュリティは上の誰かが考えるもの
- 自分の専門とは思っていなかった
- 過去にインシデントを起こしてセキュリティにトラウマがある
- 常にセキュリティ前提で設計を考えるようになった
- ユーザーにセキュリティ目線の改善提案ができるようになった
- システム情報管理のリーダーを任される
今だから言えること!
- SIer関わらず「替えが効かない人」になる
- 実務経験が無いのでそれを補う方法に模索する
- 市場価値が一気に上昇
→とある企業のセキュリティ調査レポートを書くだけで、15万円の案件もある
まとめ

今回はSIerに資格が必要な理由を解説しました。
- SIerに資格は絶対必要
- 資格は「実務ができること」を客観的に証明する
- 資格は全体像の把握、実務は知識を生きた経験に昇華する
また、取得した資格と、
それによって僕の能力や周囲の扱いがどう変わったかを解説しました。
- 国家資格は、周囲を安心させる絶対的な免罪符になる
- ベンダー資格は、実務で結果を出して初めて意味が出る
- 資格は実力を疑われる際の説明コストをゼロにし、
文系というハンデを「努力できる才能」へと塗り替える生存戦略である
「資格なんて意味ない」と呟く暇があるなら、参考書を1ページ開いてください。
若手なら、資格は君を「舐めている」周囲を黙らせる武器になります。
中堅なら、資格は昇進レースで足を引っ張られないための防具になります。
資格取得の本当の効果は、技術がつくこと以上に
- 「自分はここまでやり遂げた」という圧倒的な自信
- 周囲からの雑音をシャットアウトする「静かな防御力」
を手に入れることにあります。
「仕事ができる」のは当たり前。
そこに「資格」という裏付けを乗せて、
誰にも文句を言わせないエンジニアになってください。
以上、AiCasでしたー!


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