こんにちは。AiCas(アイキャス)です。
文系卒でSIerに入社し、現在も現役エンジニアとして開発に携わっています。

情報処理安全確保支援士(セキスペ)に合格できました!
今の勢いのまま次の試験も挑戦したいです!

合格おめでとう!この調子でIT専門家になっていこうね^^
次に挑戦するのはネットワークスペシャリスト(ネスペ)がいいかな。
今回はネスペの挑戦記録を書いていくよー
セキスペに合格した翌週、試しにネスペの過去問を1問解いてみました。
結果は惨敗でした。
午後問題を1問読み終えるのに30分かかり、解答欄はほぼ空白。
「セキスペも取れたし、ネットワークの知識もそこそこあるはず」
という自信が、跡形もなく砕けた瞬間でした。
この記事では、その経験から学んだ「ネスペとセキスペは別の試験だ」という認識の転換と、
実際に選んだテキスト・勉強スケジュールを包み隠さずそのままお伝えします。
高度情報試験ラストイヤーにして、初挑戦となるネスペの挑戦編・結果編を記録していきます。
セキスペ合格後にネスペを目指すSIerエンジニアの参考になれば幸いです。
セキスペ合格後に「ネスペ」へ進む理由

セキスペに合格すると、
次のステップとして名前が挙がるのがネットワークスペシャリスト(ネスペ)です。
「セキスペとネスペ、どちらを先に取るか問題」はIT界隈で定番の議論ですが、
僕はセキスペを先に取ることにしました。
セキュリティはSIerの現場でも頻繁に話題になる分野で、
実務との結びつきが感じやすかったからです。
ただ、セキスペの勉強を通じて気づいたことがあります。
「セキュリティの問題は、ネットワークの知識が土台になっている」
- VPNの仕組み
- TLSハンドシェイク
- FWのルール設計
これらを深く理解しようとすると、必ずネットワークの知識が壁になりました。
そのたびに「ネスペを取っていれば…」と思ったのです。
それでもネスペは難しい試験です。
普段は保守しか担当していない僕には、設計・構築が問われるネスペはハードルが高く、
テキストを読む段階で早くも心が折れかけていました。
そこに追い打ちをかけたのが、試験制度の変更です。
「迷っているなら今年しかない」という気持ちが、挑戦を後押しした大きな理由でもありました。
2026年度(令和8年度)末をもって現行の高度情報試験が廃止され、
2027年度からは新試験体系に移行することが決まっています。
つまり、2026年度の前期試験が、
従来の記述式ネスペへの最初で最後のチャンスになる可能性があります。
ネスペとセキスペの違いを先に整理しておく

勉強を始める前に、両試験の違いを把握しておくことが重要です。
わたしはここを甘く見て、スタートダッシュを切れませんでした。
| 比較項目 | ネスペ | セキスペ |
| 正式名称 | ネットワークスペシャリスト試験 | 情報処理安全確保支援士試験 |
| 午後の出題形式 | 長文の技術設計問題 | 脅威・対策の考察問題 |
| 問題の概要 | ネットワーク設計・運用の詳細 | セキュリティ全般の幅広い知識 |
| 難易度(合格率) | 約13〜15% | 約19〜21% |
| 難しい特徴 | ネットワーク設計の「なぜ」を問われる | 最新のセキュリティ問題が問われる |
合格率だけ見るとネスペのほうが難しい試験です。
そして難しい理由が「知識の幅」ではなく「設計の深さ」にある点が、
セキスペ合格者にとって特有のつまずきポイントになります。
セキスペでは「この攻撃への対策は何か」という問いが多いのに対し、
ネスペでは「なぜこの設計にするのか、別の方法との違いは何か」という問いが来ます。
暗記で乗り切れる比率が、ネスペのほうが圧倒的に低いのです。
ネスペ初挑戦で選んだテキスト3冊

Claude Codeに組んでもらった学習計画に沿って勉強していきます。
また、参考書は理解状況に合わせて増減させていきます。
1冊目:「マスタリングTCP/IP 入門編」
ネットワーク系資格の参考書として最も名前が挙がる一冊です。
セキスペ合格者でも、
TCP/IPの仕組みを「なんとなく」しか理解していないケースは多いと聞きます。
IPアドレス(ネットワーク上の住所にあたるもの)や
ルーティング(通信を目的地まで届ける経路制御)の概念はわかっていても、
「サブネットマスクの計算がなぜこうなるか」
「ARPとはどういう役割か」
を説明しろと言われると詰まる。
この本は図が多く、ネットワークの動きを視覚的に追えるため、
文系出身者でも読み進めやすいです。
難点は分厚いこと(400ページ超)と、試験に直結しない内容も含まれること。
全部を丁寧に読む必要はありません。

おすすめの使い方は、
最初の2週間で通読して、ピンとこなかった章だけ後から読み返すこと。
1回で完璧に理解するより、周回を重ねて理解することが重要だよ!
2冊目:「ネスペの基礎力」シリーズ(著:左門至峰)
ネスペ受験者の間で「バイブル」と呼ばれている本です。
著者は現役のネットワークエンジニアで、
試験対策だけでなく「なぜそう設計するか」という実務視点の解説が特徴です。
僕がこの本を高く評価する理由は、
試験頻出テーマ(VLAN、スパニングツリーなど)を「使われる場面」から説明していること。
「この技術が何のために存在するか」がわかると、応用問題で手が止まりにくくなります。
VLAN(Virtual LAN):物理的に同じネットワーク上の機器を論理的にグループ分けする技術
スパニングツリー:ネットワークのループ(無限ループ)を防ぐ制御の仕組み
こういった用語も、この本を読めば「なぜ必要か」からスッと理解できます。

おすすめの使い方は、
マスタリングTCP/IPを読み終えた後、試験対策の柱として使うこと。
R1年度版は用語集も載っているので、購入必須の1冊です。
3冊目:過去問(IPAの公式サイト)
テキスト2冊を読んだ後は、
IPA(情報処理推進機構)の公式サイトで公開されている過去問に取り掛かります。
※市販の参考書で良いのがあれば、そちらに乗り換えます!
ネスペの午後問題は長文で、1問あたり10〜15ページの設計シナリオを読み解く形式です。
テキストだけ読んで「わかった気」になっていると、実際の問題形式で手が動かないことに気づきます。
僕は最初の過去問演習で、午後1(午後の第一部)を2問解くのに2時間かかりました。
制限時間は90分なのにです。
「テキストで理解した」と「試験で使える」は別の話。
その差を思い知らされたのが、過去問を初めて解いたときでした。

応用情報やセキスペに合格した時の経験から、
過去問は最低でも5年分、できれば10年分を解くことをおすすめします!
実際の勉強スケジュールと時間配分

試験まで約4か月(16週間)で計画を立てました。
| 期間 | 取り込み内容 | 週あたりの時間 |
| 1〜2週目 | マスタリングTCP/IP 通読 | 10時間 |
| 3〜6週目 | ネスペの基礎力 精読 | 12時間 |
| 7〜10週目 | 過去問(午後)10年分 | 15時間 |
| 11〜14週目 | 過去問の解き直し・弱点補強 | 15時間 |
| 15〜16週目 | 直近2年の過去問を本番形式で通し演習 | 10時間 |
総学習時間は200時間前後になりました。
セキスペのときは150時間程度だったので、体感では1.3倍の負担です。
注意点として、午前Ⅰ(基礎的な知識問題)はセキスペ合格後のため、2年間免除されます。
そのため、午前Ⅰの学習時間は含めていません。
この免除制度を使えると、午後対策に集中できるため非常に有利です。
まだ有効期限が残っている方は、ぜひ活用してください。
文系SIerが陥りがちな3つの失敗

失敗1:「セキスペで慣れてるから大丈夫」という過信
セキスペ合格直後は、「ネットワーク知識もそれなりにある」という自信が生まれやすいです。
しかし、ネスペはその自信を崩しにくる試験です。
ネスペの問題は設計の根拠を問うものが多く、
「この対策はXXXだから」という定型的な回答が通じません。
実際、合格者の多くが「セキスペとは全然違う試験だった」と口をそろえて言います。
最初から「別の試験を受ける」という意識でスタートすることが重要です。

最初の過去問演習を2時間かけて解いたのに、3割すら届きませんでした。
そこで「あ、全然違う試験だ」と気づき、勉強法を立て直しました。
失敗2:テキストを読むだけで「勉強した気」になる
テキストを読み終えると、インプットが完了した気分になりがちです。
しかし、読んでわかることと、試験で使えることは別物です。
テキストを読む時間とアウトプット(過去問演習)の時間を、最低でも1:1にすること
を最初から意識してください。
テキストは「理解の補助」であり、合否を分けるのは過去問演習の量と質です。
インプット偏重にならないよう、勉強計画の段階から過去問の時間を確保しておきましょう。
失敗3:ネットワーク機器の設定コマンドを軽視する
ネスペの午後問題には、ルータやスイッチの設定コマンドが登場します
(Cisco系のコマンド書式が出ることが多い)。
文系SIerやインフラ未経験者はコマンド操作に慣れていないため、
問題を読んでいる途中で「このコマンド、何をしているの?」と詰まるケースが多いです。
テキスト学習と並行して、基本的なコマンドの意味と動作を早めに押さえておくことで、
本番の読解スピードが格段に上がります。
セキスペ合格者がネスペ勉強を始めるベストタイミング

セキスペの合格発表後すぐに始めるのが理想です。理由は二つあります。
理由1:セキスペの学習内容が記憶に残っているうちに始められる
TLSやVPNの仕組みはセキスペでも登場しますが、
ネスペではより深い設計の視点から問われます。
繋がりが見えている状態でインプットすると、理解が加速します。
理由2:午前Ⅰ免除の有効期限がある
セキスペ合格から2年以内であれば免除が使えます。
この期間内に受験できるよう、早めにスタートするのが有利です。
資格勉強のスケジュール管理や、SIerとしての学習戦略については、
以下もあわせて読んでみてください。
まとめ

セキスペ合格後にネスペへ進むことを考えているなら、
まず「これは別の試験だ」という認識の切り替えが最初の一歩です。
セキスペで培った知識は土台になりますが、ネスペが問うのは「設計の根拠」です。
暗記で乗り切れる試験ではありません。
テキストは
- 「マスタリングTCP/IP」で基礎固め
- 「ネスペの基礎力」で試験対策
- 過去問演習で実践力を養う
この3ステップが最も王道な進め方です。
学習時間は200時間前後を目安に、テキスト読了後は過去問演習に比重を移していきましょう。
勉強前に押さえておきたいのは3点です。
- セキスペの感覚を引きずらないこと
- テキストとアウトプットを1:1で進めること
- ネットワーク機器のコマンドに早めに慣れておくこと
この3つを意識してスタートできれば、出鼻をくじかれるリスクをぐっと減らせます。
そして2026年度は、現行の記述式ネスペへ挑戦できる最後の年です。
セキスペ合格後の午前Ⅰ免除が使えるうちに、動き出すタイミングを逃さないでください。
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