こんにちは。AiCas(アイキャス)です。
文系卒でSIerに入社し、現在も現役エンジニアとして開発に携わっています。

Webエンジニアとかインフラエンジニアはよく聞くけど、SIerって何?

企業の困りごとをITで解決する会社のことだよ^^
IT業界を知らない初心者にもわかるように説明するね!
IT業界を調べていると、必ず出てくるのがSIer(エスアイヤー)という言葉です。
しかし実際には
仕事内容・働き方・年収などが分かりにくく、
イメージだけで判断してしまう人も多いのが現実です。
この記事では
文系未経験からSIerに就職し、
20代で年収600万円まで到達した現役エンジニアの僕が包み隠さず解説します。

ちなみに、僕が実際にSIerになった方法は
以下の記事で詳しく解説しています。
→ 作成中
この記事では、初心者の方にもわかるようSIerについてリアルな体験ベースで説明します。
- SIerの仕事内容
- 向いている人/向いてない人
- SIerのメリット/デメリット
- 年収
- 将来性 など
この記事を読むことで、「SIerって結局どうなの?」という疑問に答えられ、
あなたに適したキャリア選択ができるようになります。
SIerとは

SIer(System Integrator)とは、
企業の課題をITで解決する会社・エンジニアのことです。
もう少し正確に言うと、
企業の業務を分析し、システムの企画・設計・開発・運用までを一括で請け負う存在
がSIerです。
SIerの仕事の流れ
SIerは以下の流れで仕事をすることで、企業の悩みを解決します。
- 顧客の課題ヒアリング
- 要件定義(何を作るか決める)
- 設計
- 開発
- テスト
- 運用・保守
つまりSIerはシステムを「ゼロから完成まで」作る仕事です。
SIerが扱うシステム
SIerが扱うのは主に次のようなシステムです。
- 基幹システム(販売管理・在庫管理など)
- 銀行システムの勘定系システム
- 官公庁システムの行政システム
- 社内管理システムの社内管理システム
共通しているのは「企業の裏側を支える大規模システム」であることです。
SNSやECサイトのようなサービスではなく、
企業の裏側の仕組みを作るのがSIerの特徴です。

まとめると、
「ITを使いたいけど何を作ればいいか分からない企業」に対して
企画〜運用までまとめて提供する仕事がSIerだよ
SIerと他IT職の違い
IT業界にはさまざまな職種があります。
- SIer
- Webエンジニア
- SES
- インフラエンジニア
- 社内SE
- ITコンサル
「結局どれが正解なの?」と思いますよね。
結論から言うと、
安定と大規模開発を求めるならSIerは有力な選択肢です。
| 職種 | 主な役割 |
|---|---|
| SIer | 企業システムの企画〜運用 |
| Webエンジニア | Webサービス開発 |
| SES | 客先で開発支援 |
| インフラエンジニア | サーバー・ネットワーク構築 |
| 社内SE | 自社ITの管理 |
| ITコンサル | IT戦略の立案 |
一言でまとめると、
- Web → ネット上のWebサービスを作る
- SES → 様々な現場で開発を手伝う
- インフラ → システムの土台を守る
- 社内SE → 自社のITを管理する
- ITコンサル → IT戦略を考える
そして、SIerは企業の根幹システムを丸ごと動かす存在です。
銀行、官公庁、大企業の基幹システムなど、社会が止まらない裏側を作っています。
派手ではありませんが、規模と責任は他のIT職種よりも圧倒的です。

SIerは「やめとけ」ってネットでよく見かけるよ!
これを見ると、社会を支える存在なのにどうしてそんな評価を受けるの?

3K(きつい・帰れない・給料が安い)のイメージが強いからかもしれないね…
その理由は「SIerのデメリット」で解説するね^^
SIerの仕事内容(仕事の流れ)
SIerの仕事の全体像は以下です。

SIerの仕事は大きく
「上流工程」と「下流工程」に分かれます。
・上流工程
課題ヒアリング / 要件定義 / 設計
・下流工程
開発 / テスト / 運用・保守
上流工程とは?
顧客と直接やり取りし、
- 何を作るのか
- なぜ作るのか
- どんな仕様にするのか
を決める工程です。
いわば、システム開発の「設計図」を作るフェーズです。
転職市場で評価されやすいのも、
この上流工程の経験だと言われています。
下流工程とは?
実際にシステムを作る工程です。
具体的には
- プログラミング
- テスト実施
- バグ修正
- 運用・保守
などを行います。
家づくりで例えると
| 工程 | 家づくり |
|---|---|
| 要件定義 | どんな家を建てるか相談 |
| 設計 | 設計図を描く |
| 開発 | 家を建てる |
| テスト | 最終チェック |
| 運用 | 住みながらメンテ |
つまり、SIerはシステム開発の総合プロデューサーのような仕事です。
SIerの種類(ユーザー系・メーカー系・独立系)

SIerは、会社の成り立ち(資本関係)によって大きく次の3つに分類されます。
- ユーザー系SIer
- メーカー系SIer
- 独立系SIer
それぞれ仕事内容や働き方の傾向が大きく異なります。
| SIerの種類 | 親会社 | 主な仕事内容 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ユーザー系SIer | 銀行・商社・鉄道など | 親会社のシステム開発 | 安定性が高い |
| メーカー系SIer | ITメーカー | 社会インフラ系システム | 大規模案件が多い |
| 独立系SIer | なし | 幅広い企業の開発 | 自由度が高い |
ユーザー系SIer
ユーザー系SIerとは、
銀行・商社・鉄道・通信会社などの大企業が作ったIT子会社のことです。
もともとは親会社の情報システム部門が独立して作られた企業が多く、
親会社やグループ会社のシステム開発を担当するのが主な仕事です。
仕事内容
例えば銀行系SIerの場合
- 勘定系システム
- インターネットバンキング
- 社内システム
など、親会社の業務システムを開発・運用します。
代表企業
- 伊藤忠テクノソリューションズ
- SCSK
- 日鉄ソリューションズ
- JR東日本情報システムズ
特徴
- 親会社の案件が多く経営が安定しやすい
- 上流工程(要件定義・企画)を担当することも多い
- 働き方が比較的ホワイトな企業が多い
そのため
安定志向の人に人気のSIerです。
メーカー系SIer
メーカー系SIerは、
ITメーカー(ハードウェアメーカー)のグループ企業です。
代表的な親会社は次のような企業があります。
- NEC
- 富士通
- 日立
これらのITメーカーの技術や製品を活用し、
企業や官公庁向けにシステムを構築するのが主な仕事です。
仕事内容
メーカー系SIerは
- サーバー
- ネットワーク
- ソフトウェア
などを組み合わせた大規模システム開発を得意としています。
例えば
- 官公庁システム
- 銀行の基幹システム
- 社会インフラシステム
など、社会基盤を支える大規模プロジェクトに関わることが多いです。
代表企業
- 日立ソリューションズ
- NECソリューションイノベータ
- 富士通Japan
- 日立システムズ
特徴
- 大規模プロジェクトが多い
- 官公庁案件が多い
- 社会インフラ系システムに強い
ユーザー系SIerは親会社のシステム開発が中心ですが、
メーカー系SIerはITメーカーの技術を活用した大規模システム開発が中心です。
そのため、
社会インフラを支える大規模プロジェクトに関わりたい人に向いているSIerです。
独立系SIer
独立系SIerは、
特定の親会社を持たないIT企業です。
ユーザー系やメーカー系と違い、
企業グループの制約がないのが大きな特徴です。
仕事内容
独立系SIerは
- 企業の業務システム
- Webシステム
- 自社サービス
など、幅広い案件を扱います。
代表企業
- オービック
- TIS
- 大塚商会
- 富士ソフト
特徴
- 親会社の縛りがない
- 技術選定の自由度が高い
- 会社ごとの差が大きい
成長企業も多い一方で、
会社によって働き方や案件の質が大きく異なるのも特徴です。
そのため
企業選びが非常に重要なSIerタイプとも言われます。
SIerのデメリット

インターネットでは、
「SIerはやめとけ」という声をよく見かけます。
その理由は主に以下のデメリットがあるからです。
- 多重下請け構造
- 激務のイメージ
- 技術が伸びにくい
- 調整業務が多い
ただし、これらは感情的に語られることも多く、
実際の構造を理解していないまま批判されているケースも少なくありません。
そこでここでは、
実際にSIerで働いている立場から構造的なデメリットを整理して解説します。
多重下請け構造
SIerの特徴としてよく挙げられるのが
多重下請け構造です。
なぜ起きるのか?
大規模システムの開発では
数百人規模のエンジニアが必要になることも珍しくありません。
そのため1社だけでは人員が足りず、
- 元請けSIer
- 一次請け企業
- 二次請け企業
- 三次請け企業
という形で、複数の会社が協力して
1つのプロジェクトを進めます。
この結果、多重下請け構造が生まれます。
デメリット
多重下請け構造の問題としてよく挙げられるのが
中間マージンの存在です。
下請けが増えるほど間に入る企業が増えるため、
報酬が各社に分配されていきます。
その結果、
同じ仕事をしていても、会社によって給与や待遇に差が出る
という状況が生まれることがあります。
また、立場が弱い企業ほど
- スケジュールの変更
- 人員調整
- 契約条件
といった交渉が難しくなるケースもあります。
回避策
このリスクを減らすには、以下のような企業を選ぶことが重要です。
- 元請け・一次請けSIer
- ユーザー系SIer
- 自社サービスを持つ企業
これらの企業は比較的、
商流の上流に位置することが多いため、待遇も安定しやすい傾向があります。
激務イメージ
SIerは「忙しい仕事」というイメージを持たれることも多いです。
なぜ忙しくなるのか?
理由の一つが納期が絶対であることです。
多くのSIerは請負契約という形で仕事を受けます。
これはシステムを完成させて初めて報酬が支払われる契約です。
しかし、開発中でも
- エンジニアの給与
- 開発費用
などは毎月発生します。
そのため、実際の現場では
- 一部を先払い
- 完成後に残額支払い
という形でプロジェクトが進むことが一般的です。
もし納期に間に合わない場合、
契約によっては大きな損失が発生する可能性があります。
そのためSIerでは
「納期は絶対に守る」という文化
が生まれやすいのです。
実際に僕もGW・お盆・年末年始に働いた経験があります。
休日出勤して、誰もいないオフィスで結合試験を消化してたこともあります。
正直大変でしたが、
社会を支えるシステムに関わっている実感があったのも事実です。
回避策
忙しさは会社や業界によって大きく変わります。
比較的働きやすい企業を選ぶためには
- 業界を選ぶ(金融系は忙しい傾向)
- 案件体制を確認する
- 働き方改革が進んでいる企業を選ぶ
といった点を意識することが重要です。
技術が伸びにくい
SIerでは技術力が伸びにくいと言われることもあります。
なぜそう言われるのか?
理由の一つが古い基幹システムの案件が多いことです。
企業の基幹システムは
10年〜20年以上使われ続けることも珍しくありません。
そのため長年使われているシステムでは
- 古いプログラミング言語
- 古いインフラ環境
が使われていることも珍しくありません。
実際に僕も
6年間ほぼ同じ技術を使い続けていました。
回避策
技術面での成長を重視するなら
- クラウド案件に関わる
- モダン技術を扱う企業を選ぶ
- 自己研鑽(AWS・資格など)を続ける
といった行動が重要になります。
調整業務が多い
SIerは「エンジニア職」ですが、
実際には 調整業務も多い仕事です。
例えば
- 顧客との打ち合わせ
- 他社とのスケジュール調整
- 仕様のすり合わせ
などです。
特に上流工程になるほどコミュニケーション能力
が求められる仕事になります。
そのため、「ずっとプログラミングだけしていたい」という人にとっては、
合わないと感じる場合もあります。
SIerのメリット

ここまで「やめとけ」と言われる理由も紹介しましたが、
実際には SIerには多くのメリットもあります。
代表的なメリットは以下の4つです。
- 文系・未経験でも挑戦しやすい
- 大規模プロジェクトを経験できる
- 安定した企業が多い
- 上流工程の経験が積める
ここでは、現役エンジニアの視点からそれぞれ解説します。
文系・未経験でも挑戦できる
SIerは、IT業界の中でも
文系出身・未経験採用が多い業界です。
実際、多くの企業は
- 入社後研修
- OJT(現場教育)
- チーム開発
を前提に採用しています。
そのため「ITに興味はあるけど、経験がない」
という人でも挑戦しやすいのが特徴です。
実際に私の周りでも、
- 文学部
- 経済学部
- 法学部
など、文系出身のエンジニアは珍しくありません。
大規模プロジェクトを経験できる
SIerでは
- 銀行システム
- 官公庁システム
- 企業の基幹システム
など、社会インフラに関わる大規模プロジェクトに携わる機会があります。
こうした経験は
- 数十〜数百人規模のチーム開発
- 数年単位のプロジェクト
になることもあります。
そのため
- プロジェクト管理
- チーム開発
- 要件定義
など、大規模開発ならではの経験を積むことができます。
安定した企業が多い
SIerの多くは
- 大手企業グループ
- ユーザー系企業
- 社会インフラ案件
に関わっています。
そのため
景気の影響を受けにくく、比較的安定した企業が多い
という特徴があります。
実際、
- 金融
- 電力
- 通信
- 官公庁
といった分野のシステムは、
社会にとって必要不可欠なインフラです。
そのため、長期的に安定した需要がある業界とも言えます。
上流工程に進むと市場価値が上がる
SIerでは経験を積むと
- 要件定義
- 設計
- プロジェクト管理
といった 上流工程を担当するようになります。
これらの経験は
- IITコンサルタント
- プロジェクトマネージャー(PM)
- ITアーキテクト
などのキャリアにもつながるため、
転職市場でも評価されやすいスキルです。
コラム:文系からSIerに入社したリアル
私自身も 文系卒でSIerに入社しました。
入社当時は
IT知識はほぼゼロでした。
それでも続けられた理由は
- コミュニケーション力
- 真面目さ
- 継続力
だと思っています。
技術は、正直なところ
後からいくらでも伸ばすことができます。
むしろ現場では
- 報連相
- チーム連携
- 責任感
といった 社会人としての基本スキルが重要になる場面も多いです。
SIerに向いている人

ここまでSIerの仕事内容やメリット・デメリットを紹介してきました。
では実際に、どんな人がSIerに向いているのでしょうか?
現役エンジニアの経験から、向いている人/向いていない人の特徴をまとめました。
向いている人
SIerに向いている人の特徴は以下の通りです。
- コミュニケーションが苦でない人
- チームで仕事をするのが好きな人
- 安定志向の人
- 調整や段取りが得意な人
- IT全般の知識を学ぶことに抵抗がない人
それぞれ詳しく解説していきます。
コミュニケーションが苦でない人
SIerの仕事では
- 顧客との打ち合わせ
- チームメンバーとの連携
- 他社との調整
など、人と関わる場面が多くあります。そのため、コミュニケーションに抵抗がない人は向いていると言えるでしょう。
チームで仕事をするのが好きな人
SIerのシステム開発は
チームで進める仕事です。
設計担当、開発担当、テスト担当など
多くの人が関わりながらプロジェクトが進みます。
そのため、チームで協力して仕事を進めるのが好きな人は活躍しやすいです。
安定志向の人
SIerは
- 大手企業グループ
- 社会インフラ案件
- 長期プロジェクト
などが多く、比較的安定した企業が多い業界です。
そのため「安定した環境で長く働きたい」
という人にも向いています。
調整や段取りが得意な人
SIerでは
- スケジュール調整
- 仕様のすり合わせ
- プロジェクト管理
といった調整業務も多く発生します。
そのため
物事を整理したり、段取りを考えるのが得意な人は強みを活かせます。
IT全般の知識を学ぶことに抵抗がない人
SIerでは
- プログラミング
- インフラ
- セキュリティ
- ネットワーク
など、IT全般の知識が必要になります。
そのため新しい知識を学び続けることに抵抗がない人
は、長く活躍しやすいでしょう。
向いていない人
一方で、以下のような人は
SIerの働き方が合わないと感じる可能性があります。
※合わないというより、他業界の方が
「楽しい」「稼げる」「苦労が少ない」ということが多いです。
- 技術だけを極めたい人
- 個人プレーを好む人
- 安定志向の人
- 調整や段取りが得意な人
- IT全般の知識を学ぶことに抵抗がない人
技術だけを極めたい人
SIerでは
- 打ち合わせ
- 調整
- 資料作成
など、技術以外の仕事も多いです。
そのため
「ずっとコードを書いていたい」
という人は、Web系や自社開発の方が合う可能性があります。
個人プレーを好む人
SIerの開発は基本的に
チームで進める仕事です。
そのため
自分一人で自由に開発したい
というタイプの人には、少し窮屈に感じることもあります。
完全成果主義を求める人
SIerは
- 年功序列
- 評価制度
- 組織運営
などの影響もあり、完全な成果主義ではない企業も多いです。
そのため
成果でどんどん報酬を上げたい
という人は、ベンチャー企業や外資系企業の方が合う場合もあります。
ITの勉強を継続できない人
IT業界は技術の変化が早いため、
継続的な学習が必要です。
そのため
新しい技術を学ぶことが苦手な人
は、少し大変に感じるかもしれません。
次に読むべき記事
もし
「自分はSIerに向いているかもしれない」
と感じた方は、次に気になるのは
「どうやってSIerになるのか?」
ではないでしょうか。
以下の記事で、
未経験からSIerになる具体的な方法を解説しています。
| 年齢 | 平均年収 |
|---|---|
| 20代前半(22〜24歳) | 約310〜490万円 |
| 30代前半(30〜34歳) | 約490〜700万円 |
| 40代(40〜44歳) | 約600〜730万円 |
| 50代以上 | 約650〜750万円 |
→ 作成中
SIerの年収

SIerやITエンジニアの年収は、年齢(=経験年数)とともに上昇する傾向があります。
下記は複数の統計をもとにした年齢別の平均年収目安です。
※SIer・Web系・事業会社IT部門を含む全体平均
この傾向は、厚生労働省の統計データでも確認されています。
読み解きポイント
20代後半〜30代前半で年収が一気に上がる
SIerでもWeb系でも、実務経験が5年を超えるあたりで評価が大きく伸びやすいです。
文系未経験でも、環境と努力次第では年収600万の現実味がある
30代後半〜40代は安定期
役職(リーダー/PM)や上流工程経験がつくと、年収の伸びが加速します。
50代以上で伸びが鈍化することもある
業務内容が管理・調整寄りに変わると、年収が安定するケースもあり、技術スペシャリスト/マネジメントどちらを選ぶかで差が出ます。
他業界との比較
- 一般的な日本人の年収平均(全産業)と比べると、
IT業界は同年齢帯でやや高い傾向にあります(例:30代の平均が一般産業より高い)。 - 特にSIerでも元請け・大手企業の場合は、
同年齢でも高い給与レンジに入りやすい傾向が見られます。
補足(他IT職との違い)
IT業界の年収は、職種によって傾向が大きく異なります。
この記事で紹介している主なIT職種を、年収傾向の観点で整理すると以下の通りです。
| 職種 | 年収傾向 |
|---|---|
| SIer | 年齢・経験とともに安定して上昇 |
| Webエンジニア | スキル次第で大きく上昇 |
| SES | 案件単価に依存 |
| インフラエンジニア | クラウドスキルで年収UP |
| 社内SE | 安定しているが伸びは緩やか |
| ITコンサル | IT職種の中でも高水準 |
この中で、SIerの特徴は
「経験年数とともに年収が安定して上がりやすいこと」です。
特に
- 要件定義
- 設計
- プロジェクト管理
などの 上流工程の経験が増えると、
年収レンジも上がりやすくなります。
一方で、
- Webエンジニア
- ITコンサル
などは スキル次第で年収が大きく伸びる職種です。
そのため
- 安定してキャリアを積みたい → SIer / インフラ / 社内SE
- スキルで大きく年収を上げたい → Webエンジニア / ITコンサル
といった形で、キャリアの方向性が分かれることもあります。
| 職種 | 年収目安 |
|---|---|
| SIer | 400万〜700万円 |
| Webエンジニア | 400万〜900万円 |
| SES | 350万〜600万円 |
| インフラエンジニア | 400万〜750万円 |
| 社内SE | 400万〜650万円 |
| ITコンサル | 600万〜1200万円 |
※経験年数・企業規模・スキルによって大きく変動します
SIerで役立つおすすめ資格

SIerを目指す人の中には
「資格は必要なの?」と気になる方も多いでしょう。
結論から言うと、資格がなくてもSIerになることは可能です。
実際、私の周りにも資格なしで入社したエンジニアは多くいます。
ただし、資格は
・IT知識の証明
・未経験転職で有利
・スキルアップ
という点で大きなメリットがあります。
ここでは、SIerを目指す人におすすめの資格を紹介します。
| 資格 | 難易度 | 特徴 |
|---|---|---|
| ITパスポート | ★ | ITの基礎知識 |
| 基本情報技術者 | ★★ | エンジニア基礎 |
| 応用情報技術者 | ★★★ | 上流工程にも役立つ |
| AWS資格 | ★★ | クラウドスキル |
ITパスポート
ITパスポートは、
ITの基礎知識を幅広く学べる国家資格です。
内容は
・IT基礎
・経営
・セキュリティ
・ネットワーク
などです。
未経験の方が
IT業界の全体像を理解するのにおすすめの資格です。
基本情報技術者
ITエンジニアの登竜門と呼ばれる資格です。
内容
・プログラミング
・アルゴリズム
・ネットワーク
・データベース
SIerでは取得を推奨されることも多い資格です。
応用情報技術者
基本情報の上位資格で、
より実務に近い内容になります。
特に
・設計
・プロジェクト管理
・セキュリティ
など、SIerの上流工程に役立つ知識が学べます。
| 目的 | おすすめ資格 |
|---|---|
| IT基礎理解 | ITパスポート |
| エンジニア基礎 | 基本情報 |
| キャリアアップ | 応用情報 |
僕自身もSIerとして働く中で、
基本情報や応用情報の資格を取得しました。
資格だけでエンジニアの価値が決まるわけではありませんが、
知識を体系的に学べるのは大きなメリットだと感じています。
現役SIerの視点から、
資格の必要性については、こちらの記事で詳しく解説しています。
また、応用情報に6回落ちたリアルな経験談もまとめています。
SIerの将来性

最近は
- DX
- クラウド
- 内製化
などの影響で「SIerはなくなるのでは?」と言われることもあります。
しかし実際には
- IT人材不足
- 開発コスト
- システム運用の責任
などの理由から
SIerの需要は今後も続くと考えられています。
ただし今後は変化に対応できるSIerとできないSIerの差が大きくなるでしょう。
まとめ
SIerをまとめると、以下の通りです。
- 企業のITシステムを作る仕事
- 社会インフラを支える仕事
- 文系・未経験でも挑戦できる仕事
ただし会社によって働き方や環境が大きく違うのも事実です。
そのため
SIerを目指すなら会社選びがとても重要です。
現役SIerの視点で
おすすめ企業や選び方をまとめました。
→ 作成中
最後に
僕自身も、かつては
「SIerはやめとけ」という言葉に悩んだことがあります。
しかし今は思います。
環境を選び、戦略を持てば
SIerは大きな武器になるキャリアです。
あなたに合ったキャリア選択の参考になれば嬉しいです。



コメント