情報処理安全確保支援士の勉強法|応用情報6回落ちた文系SIerが一発合格したレベル別ロードマップ

応用情報技術者試験に6回不合格後、情報処理安全確保支援士に一発合格した勉強法を解説 SIerキャリア戦略
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こんにちは。AiCas(アイキャス)です。

文系卒でSIerに入社し、現在も現役エンジニアとして開発に携わっています。

皆さんはこんな悩みを抱えていませんか?

  • 応用情報技術者試験(通称:応用情報)に何回落ちてもセキスペって受かるものなの?
  • 文系出身でも高度試験って本当に取れる?勉強法が全然わからない…
  • セキスペを取ったとして、実際にキャリアって変わるの?

この記事では、そのすべてに答えます。

ユキ
ユキ

管理者は応用情報に6回落ちながらも、セキスペを一発で取りました。
勉強法・キャリアの変化を全部書きます!

この記事でわかること
  • 応用情報6回不合格から一発合格に変われた、勉強法の転換点
  • セキスペ一発合格のために実際にやった勉強法
  • 合格後に起きたキャリアの変化
  1. 応用情報に6回落ちた僕が、セキスペを一発で取りました
    1. 当時の僕のスペック
  2. 情報処理安全確保支援士(セキスぺ)とは
    1. 試験の構成と難易度
    2. 実務での使われ方
  3. なぜ応用情報6回不合格でセキスペに合格できたのか
    1. 応用情報7回目で合格できた理由
    2. 応用情報合格後、次はセキスペ
  4. セキスペ一発合格を阻むよくある落とし穴
    1. 午後の「読解量」を甘く見る
    2. 用語を「知っている」と「説明できる」を混同する
  5. 【レベル別】あなたが最初にやるべき勉強方法
    1. 応用情報に合格済みの人→午前Ⅰ免除を使い、午後中心の最短ルート
    2. 基本情報はある/応用情報はこれからの人→応用情報と並行で午前Ⅱを先取り
    3. 基本情報も未取得・IT実務が浅い人→用語の土台づくりから
    4. ネスペなど高度区分の経験がある人→午前を最小化し、記述の精度に振る
  6. 僕が一発合格のためにやったこと
    1. 使った教材4つ
      1. YouTubeの「まさるの勉強部屋」
      2. 合格教本(情報処理安全確保支援士 合格教本)
      3. うかる!シリーズ(うかる!情報処理安全確保支援士 午後問題集)
      4. 重点対策(「専門知識+午後問題」の重点対策)
    2. 過去問は「解く」より「解説を読む」
    3. 用語は「図解→自分で説明」のセットで覚える
    4. 勉強時間は「量」より「密度」
    5. 【勉強時間別】プランの目安
    6. 午後は「国語」として解く
  7. セキスペ取得後、何が変わったか
    1. 文系卒として初めて情報システム担当に任命された
    2. 役職が1つ上がった
    3. 20代でセキスペを持つ意味
  8. よくある疑問に答えます
  9. まとめ

応用情報に6回落ちた僕が、セキスペを一発で取りました

応用情報に6回連続で不合格になった人間が、
情報処理安全確保支援士(通称:セキスペ)を一発で合格する。

我ながら、意味がわからない話だと思います。

でも事実です。

文系学部卒でSIerに入社し、プログラムのプの字も知らないまま現場に放り込まれた僕には、
アルゴリズムやネットワークの基礎問題が本当に難しかったんです。

3年弱、毎回受けるたびに「今度こそ」と思って、毎回撃沈していました。
費用にすると受験料だけで約48,000円。
参考書代や移動費、勉強のためのカフェ代を含めると軽く10万円を超えます。

ところがそんな僕が、セキスペに一発合格しました。

現在は20代で資格8個取得、年収600万超えのエンジニアとして、
情報システム担当に任命されてキャリアを動かせています。

この記事では、僕がどう向き合い、どう勉強し、合格したかを包み隠さず書きます。

当時の僕のスペック

項目スペック
学歴4年制大学の文系学部卒(情報系ゼロ)
業務経験SE(6年目)
保有資格ITパスポート、基本情報、応用情報
応用情報受験歴6回不合格 → 7回目で合格(うかる!シリーズで転換)
勉強時間の目安平日1〜1.5時間、休日3時間

情報処理安全確保支援士(セキスぺ)とは

情報処理安全確保支援士は、IPA(情報処理推進機構)が実施する国家試験です。

情報セキュリティの高度な知識と実践スキルを問う試験で、
「高度区分」の中でも受験者数が特に多い人気資格です。

最近では経済産業省が、現登録者(約2.4万人)を2030年までに5万人へ倍増させる目標を掲げました。

経産省プレスリリース

試験の構成と難易度

試験は午前I・午前II・午後の3つで構成されます。2023年10月の制度改定で、旧・午後I/午後IIは「午後」1本(150分)に統合されました。

なお、2026年10月の試験からはCBT化にあわせて
『午前I→科目A-1』『午前II→科目A-2』『午後→科目B』
と名称が変わる予定です(時間・形式は変更なし)。

情報処理安全確保支援士試験 | 試験情報 | IPA

試験区分形式時間
午前I多肢選択(30問)50分
午前II多肢選択(25問)40分
午後記述式150分

※出題数・選択方式の詳細は変更されることがあるため、受験前に必ずIPA公式の最新情報を確認してください。

合格率は例年15〜20%前後。
応用情報合格者でも「午後がまったく歯が立たなかった」という声は珍しくありません。

実務での使われ方

「セキスペを持っていても現場では意味がない」という声をたまに聞きます。

ハッキリ言うと、半分正解・半分不正解だと思っています。

確かに、資格を持っているだけでコードが書けるわけではありません。
でも、SIerのシステム提案・要件定義・顧客折衝の場で「セキュリティ要件を整理する力」は確実に使えます。

僕自身、情報システム部門の担当として、
セキュリティ要件の取りまとめを任されるようになったのは、セキスペ取得後からです。

なぜ応用情報6回不合格でセキスペに合格できたのか

応用情報7回目で合格できた理由

6回落ちたあと、僕はようやく「勉強のやり方が間違っていた」と気づきました。

それまでは過去問を回すだけの勉強に終始していました。
ところが、「うかる!」シリーズのテキストで勉強方法を変えたところ、
7回目で一発合格できました。

丸暗記で乗り切ろうとしたのが、6回連続失敗の最大の原因でした。
「なぜその答えなのか」を1問ずつ理解してから次に進む。

この当たり前のことを、ようやく実践できるようになりました。

詳しくは[応用情報の合格体験記]で書いています。

応用情報合格後、次はセキスペ

応用情報に受かったとき「落ち続けても、やり方を変えれば受かる」という手応えを掴みました。

試験の構造を調べ直したとき、気づいたことがありました。

セキスペはセキュリティに特化した試験です。
当たり前のことを言っていると思われるかもしれません。
でも「苦手な全分野を広く浅く」より「好きな分野を深く」勉強するほうが、
僕の頭には合っていました。

セキスペ一発合格を阻むよくある落とし穴

AiCas
AiCas

応用情報とどう違うの?勉強方法も同じじゃダメなの?

そこが最初の落とし穴です。

午後の「読解量」を甘く見る

午後Iと午後IIは、ただの知識問題ではありません。

長文の事例が与えられ、「その企業の状況に即した答え」を記述する形式です。
教科書に書いてある一般論を書いても、点数になりません。

問題文の中に答えの根拠があります。
そこを拾い上げ、採点基準に沿って言語化する力が求められます。

用語を「知っている」と「説明できる」を混同する

「SQLインジェクションって何?」と聞かれて、1〜2文でスラスラ説明できますか?

セキスペの午後は、用語を暗記しているだけでは得点できません。
「なぜその攻撃が成立するのか」「どう防ぐか」を自分の言葉で書かせます。

知識のインプットに時間をかけすぎて、アウトプット練習をほとんどやらないまま本番に臨む——これが、一発合格を逃す最大の原因だと思っています。

【レベル別】あなたが最初にやるべき勉強方法

「勉強方法」の記事は、たいてい書き手ひとりの成功ルートが1本道で書かれています。
スタート地点が違えば、最初の一手も違います。
以下は自分の状況に近いものを選んで読んでください。

応用情報に合格済みの人→午前Ⅰ免除を使い、午後中心の最短ルート

やることは「午前Ⅱの過去問周回」と「午後の型づくり」の2つです。
基礎インプットは、応用情報レベルの知識があれば合格教本を1周読めば足ります。
あとは午後を解きながら、足りない知識を埋めていきます。

基本情報はある/応用情報はこれからの人→応用情報と並行で午前Ⅱを先取り

応用情報とセキスペは午前の範囲が重なります。
応用情報の勉強をしながら、セキュリティ分野だけセキスペの午前Ⅱ過去問も混ぜておくと、あとがラクになります。
順番は「応用情報合格 → 免除でセキスペ」が王道です。

基本情報も未取得・IT実務が浅い人→用語の土台づくりから

まずはITパスポートや基本情報から合格してください。

いきなりセキスペの過去問に入ると、知識が足りず読み進めるのが苦しくなります。
基本情報の午前レベルのセキュリティ用語とネットワーク用語を先に固めるほうが、
結局は速く進みます。用語を飛ばすと、午後の記述で何も書けません。

ネスペなど高度区分の経験がある人→午前を最小化し、記述の精度に振る

午前Ⅰ免除がある前提です。午前Ⅱも過去問2〜3周で切り上げます。
空いた時間は、午後の解答の書き方に集中させます。

注意

「実務でセキュリティをやっているから午後は大丈夫」という油断がいちばん危険です。
試験の午後は、実務力ではなく「設問に合わせて書く力」を測ってきます。
実務経験があっても、必ず過去問で書く練習をしてください。

僕が一発合格のためにやったこと

使った教材4つ

YouTubeの「まさるの勉強部屋」

概念が掴めないとき、まず動画を見ました。

暗号方式・認証技術・攻撃手法など、文章を読むより
動画で見たほうが圧倒的に理解が速い分野があります。

無料で使えて、隙間時間に活用できるのも大きかったです。

僕は以下を通勤時間中に2周していました。

【ゼロからスタート】情報処理安全確保支援士対策

合格教本(情報処理安全確保支援士 合格教本)

1冊で試験範囲を網羅している安心感があります。

動画で概念を掴んだあと、合格教本で体系的に整理する流れで使いました。
全範囲を1周通読してから過去問に移ったのが正解でした。


うかる!シリーズ(うかる!情報処理安全確保支援士 午後問題集)

応用情報で効果を実感したシリーズです。

「なぜその答えか」を丁寧に解説してくれる構成で、
アウトプット前提の理解を積み上げるのに役立ちました。

書籍内の「こうきたら、こう答える」を実際の過去問を通して、体に覚えさせました。

過去問が1問単位で手法を解説しているので、通勤電車の隙間時間で勉強できました。

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重点対策(「専門知識+午後問題」の重点対策)

準備期間が短いときに使いました。午後問題を分野別に整理した問題集です。
頻出分野だけに絞って3周するほうが、全範囲を1周するより本番で戦えます。


過去問は「解く」より「解説を読む」

午後対策で一番変えたのは、過去問への向き合い方です。

解いて丸つけで終わりにしない。
解説を読み、「なぜその記述が正解で、自分の答えがどう外れていたか」を言語化するようにしました。
最初は1問あたり1時間かかることもありましたが、これが一番力になりました。

周回の目安は3回です。1周目は解けなくてかまいません。
解説を熟読して知らない知識をノートに書きます。
2周目で自分の言葉で書けるか試し、3周目で時間内に書けるか確認します。

用語は「図解→自分で説明」のセットで覚える

ただ暗記するのではなく、図を描いて仕組みを理解してから
「誰かに説明するつもりで一文にまとめる」練習をしました。

アウトプットを前提にインプットするだけで、定着率が全然違います。

勉強時間は「量」より「密度」

1日に確保できる勉強時間は平均2時間(平日1〜1.5時間、休日3時間)
「今日は過去問1問だけ、完全に理解する」と決めて、
中途半端に複数問を流すことをやめました。

総勉強時間は約3ヶ月・150時間前後です。

AiCas
AiCas

150時間って、社会人にとってはかなりしんどい量じゃないですか?

ユキ
ユキ

しんどいといえばしんどい。
でも、1日2時間に絞ったことで逆に続きました。
毎日やる習慣の方が、週末にまとめてやるより断然効きました。

【勉強時間別】プランの目安

1日2時間が理想ですが、生活状況によって取れる時間は変わります。目安は次のとおりです。

使える時間期間の目安進め方
平日30分+週末2時間6ヶ月〜平日は動画とスマホで午前Ⅱ、週末にまとめて午後
平日2時間(僕)約3ヶ月平日は通勤で午前Ⅱ、週末に午後をまとめて
週末に2〜3時間だけ5〜6ヶ月平日は動画のみ、週末に午前Ⅱと午後を交互に

午後は「国語」として解く

セキスペの午後試験は長文読解です。
IT知識よりも「問題文の中に答えが書いてある」という試験の性質を先に理解することが大事です。

午後試験突破のポイント
  • 問題文に線を引きながら「脅威」「対策」「影響」を色分けする
  • 解答は問題文の言葉をそのまま使う練習をする
  • 時間を計って過去問を解き、「読む速度」を上げる

国語の試験に近い感覚で解けるようになったとき、急に合格ラインが見えてきました。

ちなみに、僕自身の午後スコアは60点ちょうどでした。 ギリギリですが、合格は合格です。
ラインを超えることに集中する戦略は間違っていなかったと思っています。

セキスペ取得後、何が変わったか

文系卒として初めて情報システム担当に任命された

上司に「セキスペ取りました」と報告した翌年に、情報システム部門への異動打診が来ました。

部署の中で「セキュリティ担当できます」という証明を持っている若手は、当時ほぼいませんでした。しかも、文系卒での情報システム担当は社内で僕が初めてのケースでした。

AiCas
AiCas

『やりたいです』より『持っています』のほうが、圧倒的に話が早かったです。
資格は、社内で手を挙げるための「許可証」だと実感しました

役職が1つ上がった

セキスペ取得と情報システム担当をきっかけに、1つ上の役職基準を満たしました。

翌年昇格が確定し、他の諸先輩を差し置いて自分だけが昇格を果たしました。

セキスペが直接のトリガーだったとは断言できませんが、
少なくとも異動・昇格の流れを作ったのは確かです。

20代でセキスペを持つ意味

SIer業界では30〜40代でセキスペを取るケースが多いです。
20代で持っているだけで、社内・転職市場の両方で希少性が生まれます。

応用情報に6回落ちた僕でも取れたということは、
戦略と順序さえ間違えなければ再現性があると思っています。

よくある疑問に答えます

Q
応用情報なしでもセキスペは受けられる?
A

はい、受けられます。
前提資格はなく、誰でも受験可能です。ただし、午前Ⅰ免除を使いたい場合は、応用情報合格か他の高度試験午前Ⅰ通過が必要です。

Q
勉強期間はどのくらいかかった?
A

応用情報の知識ベースがある状態から、約3ヶ月・150時間前後です。
ゼロから始める場合は8〜10ヶ月を見ておくと余裕を持って準備できます。

Q
文系でも本当に受かる?
A

受かります。僕自身がその証拠です。
「ITの知識がある人向けの試験」という先入観を捨てて、「国語力と論理的な読解が武器になる試験」として向き合うのがコツです。

Q
午前Ⅰの免除はした方がいい?
A

したほうがいいです。対策範囲が「午前Ⅱ+午後」だけになるので勉強量が大きく減ります。応用情報や高度試験の合格から2年以内に受験してください。

Q
過去問は何年分やればいい?
A

午前Ⅱは過去問道場で直近5年分を正答率90%まで回します。午後は年数より分野です。頻出分野を3周するほうが効果的でした。

Q
情報処理安全確保支援士、受かる気がしません。それでも大丈夫ですか?
A

応用情報に6回落ちていた頃、僕は自分が高度試験に受かる姿をまったく想像できませんでした。合格した人が特別なわけではありません。
続けた人が受かります。
根性の話ではなく、勉強を毎日の予定に組み込めたかどうかです。

Q
何度も不合格になっています。向いていないのでしょうか?
A

応用情報に6回落ちた分、僕はセキュリティ以外の基礎知識の穴を自覚していました。
「自分は暗号とネットワークが弱い」と分かっている状態は、むしろ強みです。
落ちた回数は、次の勉強の設計図になります。

まとめ

まとめ
  • 応用情報6回不合格でも、うかる!シリーズで勉強法を変えて7回目で合格
    →セキスペでも、うかる!シリーズは有効
  • セキスペは「IT全般の広い知識」より「セキュリティの深い理解と読解力」が武器になる試験
  • 使った教材は「まさるの勉強部屋(YouTube)」「合格教本」「うかる!シリーズ」「重点対策」の4つ
  • 午後対策は問題文の中に答えを見つける「国語力」で解く(60点で合格)
  • セキスペ取得後、文系卒初の情報システム担当に任命・役職1つ昇格
  • 戦略と順序を変えれば、文系でも再現性のある合格ルートがある
AiCas
AiCas

6回落ちたことは今でも悔しいですが、あの失敗があったからこそ勉強法を根本から変えられました。
遠回りしたぶんだけ、同じ道で迷っている人の役に立てると思っています。

▶️応用情報6回不合格の失敗談はこちら
(※うかる!シリーズとの出会いを詳しく書いています)

▶️資格取得で年収UPしたい方はこちら
(※現役SIerが資格の費用対効果を語ります)

▶️ITが苦手でもSIerになりたい方はこちら
(※文系卒SIer→20代で年収600万円までの道のりを解説)

以上、AiCasでした!

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